先日、大学時代ずっと仲良くしていた友達4人と旅行に行ってきました。久しぶりに会うけど昨日も会っていたみたいな自然さで話が出来て、やっぱり心地いいなあ…と感じました。
それぞれの生き方をしているみんなを見て、自分の今の生活を見直したいと思いました。私も、もっと自由に生きられるはず。
大学時代と今
大学時代は日々、学ぶことがありました。自分が興味のあることをメインに、講義によっては何もなければ一生関わることがないような方面の知識に触れたりもできました。色んなことを考える機会も、時間も、ありました。
あの頃が人生で一番楽しかったと今も思っています。
じゃあ、今はどうなのか?
実は大学生の時には、就職後こそ人生で一番楽しいはずと思っていました。
だって、就職したら何にも追われなくていいから。真面目な子だった私は、中学では高校入試のために、高校では大学入試のために、大学では就活のために…とずっと未来に追われる(違和感のある言い方ですね)ようにして生きてきました。就職後は何かを目指して生きなくていい。本当に自由になれるんだ!と、思っていました。
そして今。たしかに追われるものは無くなりました。代わりに毎朝同じように会社に行って、同じようにこき使われて、同じように疲れ切って家に帰る日常が、延々と繰り返されています。
これが私の幸せなのか。
追われるものはないけど、ただなんとなく進んでいく自分の人生の時計に、焦燥感はあります。このまま生きて、それで死ぬの?と。
旅行で感じた羨ましさの正体
今回旅行に一緒に行ったメンバーは、大学卒業後、関東から九州までバラバラになってしまいましたが、それでも定期的に集まっています。会うたびに刺激は受けていましたが、今回は特に羨ましさを感じました。なんでだろう?
みんな「らしさ」があったからかもしれない。
こんな面白い事があったよ、今こんなことを頑張ってるよ、これ最悪だよね、この先こんな風になりたい。そんな風に、みんな自由な気持ちで生きてると思った。
ああ、〇〇ちゃんらしいなあ。と、思える生き方をしてた。
私はどうだろう。自由に生きてる?素直に何かを感じられてる?
私らしさって、なんだっけ…?
「私らしさ」
大学の時は、就職した先に胸を膨らませて、あっという間に過ぎてしまう4年間を、愛してた。私は、私の人生を愛してた。
でも、今は。
断りたい仕事を断れずに引き受けて、早く帰りたいのに残業をして、休みたいけど頑張って仕事行って。私は私の人生を愛してるかな。わくわくしながら生きてる?
なんか違う。
今の毎日に、私は満足してない。
でも、もう目指すものがない。
このまま辛い思いをしながら仕事して、2年くらいしたら子どもができて、1年くらい育休で休んだら仕事復帰して、そしたら今までみたいに残業も出来ないし、外食ばかりじゃダメだし、朝も早く起きて子どもの準備して保育園送って、終わらない仕事に悲しくなりながら無理やり終わりにして帰って…って、そんな風にしか思えない。そんないっぱいいっぱいの、今より心をすり減らしながらすごす未来しか思い描けない。
本当はもっと、明るくてふんわりした未来を目指したい。
私はもっと学びたい。本を読んだり、人の話を聞いたり、自分で色々体験したりしたい。
やらされるんじゃなく、自分で考えて働きたい。
旅行に行ったり、近所をお散歩したり、おうちにお花を飾ったり、美味しいものを食べて、大好きな紅茶を飲んで、たまにはヨガで体を動かして、夫とあれこれ話をしたり、実家の家族とたくさん笑ったり、最近始めた刺繍も作りたいものが山ほどある。
私らしさは、私が本当にしたい事をしているときに、発揮されるものだと思う。
私らしさを持って生きる
自分の心の声よりも、他の人の望みを優先して生きてきて、いつのまにか、自分の心の声が聞こえなくなってきてる。
今日、自分の気持ちより他人の事情を優先することは、一生、他人のために生きることと同じだと思う。
そんなの嫌だ。もちろん働いて社会の中で生きて行く限り、制約はある。我慢すべきこともあると思う。
でも、その中でも折り合いをつけて、自分の気持ちを大切にしていく勇気が必要だ。
このタイミングでみんなに会えてよかった。
明日は月曜。明日から急に変わるのは無理かもしれない。でも、少しずつ、自分を大切にしていきたい。